ドイツ留学日記 ~Eile mit Weile~

短期留学・長期留学・海外の概念・美容・旅行・海外勤務・一人暮らし・学生・人生観・節約術などの役立つ情報を、ドイツからマイペースにお届けします。

目次
Goethe Zertifikat B1 独学攻略法
ドイツ旅行・留学 おすすめの持ち物
音楽用語のドイツ語が学べる便利な本

ドイツの掃除用品(床・お風呂・洗面所・キッチン)

ドイツへ来て初めての一人暮らし。

何度拭いても床は黒ずんでいるし、掃除機を買うお金もない。

 

お風呂のカビや赤い汚れは、どんなにこすっても、すぐまた現れる。

いつまた引っ越しの日が来るかもしれない環境で、掃除用具さえもあまり増やしたくない…。

 

さて、どうやって家を綺麗にすべきなのか……。
そんな数年の留学生活で見つけた最善策を今回は書いていこうと思います。

優秀なクイックルワイパー

f:id:harukawatanabepiano:20200305165308j:plain

まず私の同居人が最初に買っていました。

その名もSwiffer (スウィッファー)。

f:id:harukawatanabepiano:20200303123231j:plain

このクイックルワイパーのウェットシート、とにかく優秀です。

REWEにも、ROSSMANNにも、dmにも、通常どこにでも売っています。

f:id:harukawatanabepiano:20200303123246j:plain

大量に水分を含んでいるため、乾いたペーパー2~3枚を、二重・三重にして使えば、余裕で水分が行き渡ります。

節約にもなる上、床も濡れすぎないのでお勧めです。


どういうわけか、数日経つとすぐに床にホコリが溜まってしまう環境ですが、このクイックルワイパーを使い始めてからというもの、気管支があまり強くない私でさえも病気をしなくなりました。

花粉症の時期のアレルギー反応も圧倒的に減りました。

 

お酢洗剤の威力にビックリ!

f:id:harukawatanabepiano:20200304180648j:plain

カエルさんの絵が特徴的な、Frosch (フロッシュ)というメーカーから出ている「Essig Reiniger」です。

(この写真はROSSMANNにて。中央に並ぶ黄緑色の、右から3番目と4番目です。)


通常、お風呂場やトイレのカビや強靭な汚れにはお酢が良いとはよく聞いたことがありますが、なんとも匂いがきついもの。

しかしFroschのお酢洗剤は、お酢の匂いがするものの、ナチュラルで、あとに爽やかな空気が残ります。


Froschは、添加物が少なく、自然の成分をベースに、地球と人間に優しい洗剤を主に作っているメーカーです。

日本から持ってきた重曹シートやアルコールシートでは取りきれなかった汚れが、この洗剤でサラッと落とせるようになりました。

 

200年前から住んでいると思われるマンションの黒カビや、しつこいカルキによる汚れは、だいたいこれで落ちます。


それでも落ちない時にお勧めなのが、このお酢洗剤と合わせて、次の重曹パックをすることです。

 

ドイツのお掃除用 重曹
 

f:id:harukawatanabepiano:20191221162845j:plain

(写真はdmにて。)

ドイツ語で重曹のことをSoda(ソーダ)と言います。


はい、その飲み物と一緒です。

同じくシュワシュワするからです。

 

お掃除用の重曹は、Reine Sodaと書いてあります。


特にカビの生えやすいお風呂の隅などにまず重曹を撒き、ひと手間かかりますが、ゴム手袋をした手を濡らして、タイルの隙間をなぞります。

一通り重曹を伸ばし終えたら、その上にキッチンペーパー等をかぶせ、そこにお酢洗剤を含ませます。

この状態で、数時間から一晩程度放置します。

 

f:id:harukawatanabepiano:20200303124658j:plain

(こんな感じです。汚い絵ですみません…)

すると翌日……!

左下がペーパーを貼っていたところ、上と右はまだ貼っていない状態です。

f:id:harukawatanabepiano:20190808132921j:plain

(違いが写真で伝わるでしょうか? 画面左下が白く、他がまだ黄ばんでいます。)

 

タイルの隙間の汚れはこすってもなかなか落ちず、むしろ、こすることによって汚れが悪化したりするのですが、お酢と重曹を一晩置くだけで綺麗になります。
人体に害もなく、汚れも綺麗に落ちるので、とても気に入っているお掃除アイテムです。

 

水道管が詰まった時のお助け洗剤

f:id:harukawatanabepiano:20191221162625j:plain

「Mr Muscle Deano」

その名も、「ミスター マッスル ドラーノ」という、なんとも強烈な名前。

日本でいうところのパイプユニッシュのような、水道管の汚れを溶かしてくれる商品です。

 

私の家の水道管も一度完全に詰まり、マンション全体に住んでいる黒カビの大群が逆流してきましたが(思い出すだけで鳥肌が立ちます……)、

このミスター マッスル ドラーノに助けてもらいました。

 

それまでは、他の洗剤やすっぽんでは解決できないほどに詰まっていました。
この「ミスター マッスル ドラーノ」を使用するときはパイプユニッシュと同じように危険なので、窓を開けるなどの換気を必ずし、絶対に他の洗剤を混ぜないように気をつけましょう!!


一晩、液をたっぷり入れて放っておけば、翌日には詰まりが直っているはずです。

それでも直らない時はもう無理です。

大家さんか不動産屋さんに連絡しましょう。

 

キッチン掃除には「重曹スプレー」

私の母がいつも使っている「重曹シート」を日本から持ってきていたものの、ようやく代わりとなるものを見つけました。

キッチンの油汚れを落とせて、かつ人体に害のない重曹スプレーはこちら。

f:id:harukawatanabepiano:20200304180714j:plain

(画面中央に映る、Sodaと書いてあるFroschのスプレーです。)

 

これはもう説明する必要がないほど簡単です。

数回プッシュして、キッチンペーパーでさっと拭くだけで、キッチンがピカピカになります。

 

私が掃除機を使わない理由

ここからは、私がこの4年間、ドイツでのホームステイ、WG暮らし(共同生活)、学生寮、休暇用の家と、様々な生活環境を経てきての感想です。

ドイツに来るまでは、まず掃除といえば掃除機を持つことから、というような価値観がありました。

 

しかし未だ、私はドイツで掃除機を買っていません。

 

ドイツの掃除機といえばダイソンですが、なんといっても高額です。

他にも色々な種類があり、安いものもありますが、安いものは圧倒的に吸い込みが悪いことを経験済みです。

 

(誤解のないように補足するならば、ダイソンの掃除機を買えるのであれば、それに越したことはありません。私のお隣に住んでいる大家族の奥さんは、毎朝掃除機をかけて、それはそれは綺麗にお家を保っています。)

 

私が引っ越す前の家にあった安い掃除機は、そよ風程度の威力でした。

そよ風でも吸い込んでくれるならまだしも、吸い込んだ分の埃がご丁寧にお尻からきちんと出てきました。

 

3度目の引っ越しの際、前のWGからいただいた古い掃除機には、ナンキン虫のような虫が湧いていました……。

おそらく10年前から使われてきた古い掃除機ですが、吸い込んだ虫が掃除機の中で生き続けて、繁殖してしまった模様です。


何度も引っ越した中で気づいたこともあります。

・掃除機は引っ越しの荷物になるということ、

・学生の住む狭いアパートにとっては場所を取るということ、

・壊れた時には、粗大ごみ置き場まで運ぶのが大変だということです。

 


以上の理由を踏まえて、私はドイツで掃除機を持たないことにしました。

 

 

まとめ

今回は以上、ドイツの学生が、必要最低限のお掃除アイテムで家をピカピカにできて、かつ節約もできる方法を書いてみました。

ドイツで洗剤に悩んだら、まずはFroschのシリーズが間違えないでしょう。

 

また何か良いお掃除用具を見つけたら、記事に追加しようと思います。

逆に、これは良かったという洗剤を見つけたら教えてください!


それでは、良い1日を☺️