ブダペスト① ショッピング街編
ヨーエシュテート (ハンガリー語でこんばんは~)
ブダペスト
今年の夏は、やっと受験と修士を終えてひと段落したこともあって、ヨーロッパに住む友人たちにたくさん会いに行くことができました。
9月末には4年ぶりに、私にとっての第二の家族がいる場所、ハンガリーへ5日間行ってきました。
(こちらは夜の国会議事堂です。)
4年前にメジャーな観光地はほとんど訪れていたので、今回は行きそびれていたメジャーな場所、そして少しマイナーな場所に行きました。
おすすめのお散歩場所、レストランやカフェ、バーなどは後のブログにて紹介いたします。
ブダペストは、パリやロンドン、ローマなどと並ぶほどの美しい建造物を誇った大都市の一つですが、ほかの国の大都市と比べると、どことなく落ち着いた雰囲気があります。
そこまで人の波に疲れることが少ないのも魅力の一つです。
リスト音楽大学などがあり、日本人の留学生が多いため(私も大学の奨学金システムで1ヶ月間行かせていただいたことがあります)、街に日本語が溢れています。
ハンガリーの方々は有難いことに親日家が多く、日本人に対してとても友好的です。
観光する方にとっては居心地が良いことでしょう。
それでは今回ハンガリーの滞在で見つけたお気に入りの場所を紹介したいと思います。
デアーク・フェレンツ広場 (Deák Ferenc tér)
駅に着いたらエリザベート公園に背を向けた方向に、大きなショッピング街を見つけることができます。
美しいカフェやレストラン、有名なチェーン店が立ち並び、オシャレでスタイルの良いハンガリー美人たちがたくさん歩いている通りです。
(エリザベート公園付近にある噴水です。)
(9月終わりは道端に咲くラベンダーが綺麗で良い香りを放っています。)
9月終わりともなるともう夏休みではない人が多く、街もわりと空いていました。
こちらは人気レストラン「Deák St. Kitchen (DSK) Wine & Grill」です。
私は今回行くことができなかったのですが、カクテルが美味しい場所だと聞きました。
こちらはデアーク・フェレンツ通り(Deák Ferenc utca)です。
スターバックスから、ZARA、有名高級ブランド店、お土産屋さんなどが並んでいます。
ロンドンでいうところの、オクスフォードストリートに当たるような場所です。
後に更新するブログにて詳しく紹介しますが、ここから歩いてヴェレシュマルティ広場(Vörösmarty tér)で右に曲がったところに、大きなカフェ(Café Gerbeaud)を見つけることができます。
通りを歩いた後にカフェでひと休みするのがオススメのプランです。
ブダペスト中央市場
Nagy Vásárcsarnok
(住所 : Budapest, Vámház krt. 1-3, 1093)
お仕事へ向かう前の忙しい時間帯にも限らず、ホストファザーが連れて行ってくださいました。
とても感謝です…!
ハンガリーの胃袋のような場所だ、とファザーが言っていました。
まず入ってすぐは、ハンガリーの食卓に欠かせないサラミの売り場がたくさん並んでいます。
ハンガリーのサラミはとても美味しいです。
私のいるドイツにも、ハンガリーから輸入されたサラミがたくさん売られているほどです。
そしてこちらは、ハンガリーの特産物、パプリカです。
なんでもかんでも家庭のお料理にパプリカが入っている気がします。
少し甘いような辛いような、なんとも言えない美味しさがあります。
パプリカに含まれる「カロテノイド」と呼ばれる色素は、老化を止める抗酸化作用が期待できます。
ブダペストの街を歩いていると思うのですが、なんと美人の多いこと。
有名なモデル、バーバラ・パルヴィンもハンガリー出身ですが、バーバラ・パルヴィン並みの美人がたくさん歩いています。
もしかしたら、パプリカのお陰もあるのかもしれませんね。
ハンガリーは物価が安いのもあって(ヨーロッパ圏内ですが通貨はフォリントです)、野菜も果物も安く買うことができます。
鮮度はどこも良いと思いますが、お店によって値段が異なるので、節約したい方はよくチェックして買うと良いでしょう。
1階は主に野菜や果物、お肉、サラミなど、地下には魚介類、そして2階にはお惣菜や小さなレストラン、ハンガリー伝統品のお土産などが軒を連ねています。
こちらは、衣服への虫よけのための、ラベンダーの香りを放つ防虫袋です。
良い香りがします。
ちなみにハンガリーには、ふくろうのキーホルダーや置物、アクセサリーなど、このような沢山のふくろうグッズがあります。
可愛いので見ていて癒されます。
私は、こちらのパプリカパウダーを購入しました。
スープや煮物、炒め物など、どんなお料理にも万能です。
甘いパプリカから辛いパプリカまで様々な種類があるので、よく見て購入すると良いでしょう。
ちなみにこのお店が1番安く700フォリントで購入しましたが、他のお店では1000フォリントを越えていました。
ハチミツやマーマレード、綺麗な石のようなキャンディーを打っているお店もありました。
欲しかったのですが節約事情により断念!
こちらは、お花やベリーが盛り込まれた綺麗なチョコレートです。
これだけ綺麗だとなかなか食べられません。
2階のレストランでは、安い値段でハンガリーの伝統料理が食べられます。
おすすめはグヤーシュスープです。
美味しいのもありますが、とにかく体に良いのです。
2階のお惣菜売り場で買ったハンガリーの伝統料理をお家に持ち帰って、家族そろっていただきました。
全てにパプリカパウダーの味付けが入っています。
写真の撮り方が悪くてあまり美味しそうにみえませんが(ごめんなさい)、とてもとても美味しかったです。
私のターニングポイント
(中央市場のあるペスト側からブダ側へ渡るドナウ川の上の景色)
4年前にここブダペストを訪れた時は、就職活動を半ば終え、人生において大きな分かれ道に立たされた時のことでした。
短期留学という大きなチャンスを与えていただいていたにも関わらず、将来への不安と何が正しい道なのかで悩み、何ヵ月も練習できない日々が続きました。
というのも、面接会場がほとんど東京だったので、1日5時間以上、毎日電車に揺られていたわけです。
ブダペストに来るか、辞めて一部上場企業の最終面接に行くか、の究極の選択だったと思います。
(この面接はインフラ関係の企業で、音楽とは全く違う道です。)
今、この道を選んだことで自分が後悔していないのかと言ったら、まだ正直わかりません。
しかし悩みながらも、自分の意識から離れたところで勝手に行動は短期留学への準備を進め始めていました。
思い返せば小学生の時、学校の図書室で作曲家たちの伝記を片っ端から読み漁っていたのですが、その時から海外へ進出することが夢の根底にあったような気がします。
短期留学の最後のコンサートで弾き終わった後、1ヵ月間お世話になった担当教授に、自分自身の可能性を真剣に伺いました。
そしてブダペストにて、私は就職ではなく、海外へ来るのだという決意を固めたわけです。
4年ぶりにそのターニングポイントに帰ってきて思ったことは、どんな苦境に立たされても、諦めたくなるような瞬間が何度訪れても、自分の気持ちは当時と全く変わっていないということでした。
それでは今日はこの辺で。