音楽用語のドイツ語が学べる便利な本
今回は、ドイツ語圏の音楽大学を目指している人にとって不可欠である知識、
「ドイツ語での音楽用語」が詳しく書いてある本を紹介したいと思います。
ドイツでBachelor(学部)を受験する際の楽典のテストや、
普段のレッスンでの理解に大きく貢献する一冊です。
ドイツ語圏に音楽留学を希望する方は、必ず持って行くことをお勧めします!
私はマスターから入ったので、特にレッスンや
選択科目(即興のクラスや室内楽)の際に役立っています。
例えば、
・和声の名前
・音程の名前
・音楽用語
・対位法におけるそれぞれの名称
・楽式、編成に関する用語(ソナタ形式、ロンド形式、提示部、展開部…等)
などなど、このような範囲のドイツ語が全てまとまった一冊になっています。
レッスン中に先生から、
「この部分はなんて和声?」
「展開部から弾いて!」
などと言われることは頻繁にありますが、
この和声、日本語ならわかるのに…
展開部という単語が分からず、「え、どこから弾くの…?」
と最初は不安であたふたすることもあるかもしれません。
しかし、この一冊をしっかり頭に叩き込めば、ほぼ乗り切れます。
著作権の問題で、本の中身の写真は載せられませんが……
一例として
ドイツ語の属七の基本形は Der Septakkord といいます。
第1転回形は、Quintsextakkord
第2転回形は、Terzquartakkord
第3転回形は、Sekundakkord
少し複雑ですね。
この本は、こういったものを、楽譜や表を織り交ぜながら、
見やすく、わかりやすく説明しています。
日本語のカナで読み方も書かれています。
かくいう筆者もまだ完全に覚えきれていないので、しっかり勉強します。
一緒に頑張りましょう 😀
ちなみにこの本は3年前に、優秀な弦楽器奏者である、
私の日本人の同居人が教えてくれました。
彼女に本当に感謝しています。